私の母が祖母(母の実母)の介護をして、10年以上が経ちました。
今80代半ばの祖母ですが、70歳ぐらいからおかしいなと思うことが出てきました。
最初は年齢的に老化と考えていましたが、屋根の補修に関して悪徳業者に二度もだまされてお金を支払うということが出てきました。
それをきっかけに母が頻繁に祖母の家に足を運ぶようになると、食事やお金の管理などもできていないことがわかり、認知症だと判明しました。
祖母は最初の数年は施設の待機を待ち、ショートステイ、ヘルパーなどでつないでいました。
夜間も高額でしたが介護保険外でヘルパーをつけたり、母も仕事をしながら仕事後に泊まりに行ったりと大変な生活でした。
家にいる時は、身の周りのことは自分でできましたが、昼夜問わずに徘徊をしたり、物がなくなった、誰かに取られたと被害妄想を募らせたり
穏やかではありませんでした。
今は施設に入って5年が経ちますが、日常生活全てにおいて介助が必要です。
身体の機能が低下したというよりは、脳機能の低下により動作を忘れたという感じです。
祖母はアルツハイマーで進行が速いタイプの認知症なので、こういった状態になるのかなと思います。
介護度は5で、意味の通る言葉も話しませんし、噛む、飲み込むといった行動さえも忘れていることもあります。
月々の費用は施設にかかる10万円ぐらいのお金で、これは祖母の年金、祖父の遺産で支払っているので、こちらの負担はありません。
介護生活をすることになれば、家族だけで抱え込んではいけません。
介護保険をいっぱいに使ったり、どうしたら自分達が楽になるかを一番に考えるようにします。
相談窓口もたくさんあるので、そういったところと連携して、よい方法を探っていきます。
介護は終わりが見えない状態が続き、とても負担が大きいです。
介護をする側がつぶれないように気をつける必要があります。