リフォームの施工例は写真でもある程度の判定は可能では

私は一級建築士で自宅マンションのリフォームを自分で設計して工務店に施工してもらいました。

2006年4月のことです。

自分でも他のマンションなどのリフォームをやった経験もあるので、専門の雑誌一般の雑誌でリフォームされた家やマンションが掲載されている記事、リフォームの施工例の検索サイトは念入りに観ていました。

したがって実例よりは写真などでどのようなリフォームが行なわれているかを広く理解していたつもりです。

そして自分なりのいいリフォーム像を想像していました。

工務店を決めた際は、リフォーム物件ではなくその工務店が施工した住宅を見てきめました。新築でもリフォームでも仕事の内容は変らないので新築物件をみれば工務店の技量やセンスは分かるからです。

私が建築士だから言うのではありませんが、リフォームで重要なのは設計です。床材・壁材を新しいものにしたり、バスやキッチンの設備を更新するだけでは、雰囲気は前とほとんど変りません。

重要なのは間仕切り変更などプランニングも変えるようなリフォーム案の作成です。さらにそれに加えてデザインセンスも必要です。

したがって施工例に必要な情報の一番目は前の間取りと写真があり、それをどうリフォームしたのかが良く分かる図面があることでしょう。

私は専門家なので、リフォームは思っていたように行きました。ただ工期は最初の予定よりかかりました。これは住みながらのリフォームであったことも理由のひとつです。

最後に繰り返しますが、リフォームで重要なのは優秀でデザインセンスのある建築家やインテリアデザイナーにリフォームプランを作成してもらうことです。

施工会社も彼等に相談すればいいところを選んでくれます。